マイクラを気軽に遊びたいけれど、大きなデスクトップはちょっと…。そんな方に向けて、マイクラができるミニPCを選ぶポイントやおすすめモデルを詳しく解説します。省スペースかつ快適に動作するコツを知って、思う存分マイクラの世界を楽しみましょう。
失敗しないマイクラができるミニPCの選び方

CPUとGPUのバランスを見極めよう

・省電力設計
・熱対策重視
・描画を安定化
マイクラは見た目こそシンプルですが、ワールドが広がるほど演算が増え、意外に負荷が高くなるゲームです。そのため、CPUとGPUのバランスがとても重要となります。省電力かつ動作クロックが高いモデルなら熱対策がしやすく、描画も安定して行いやすいのがポイントです。
高クロックとコア数のバランスが大事です。特に省電力&多コアCPUを選ぶと、ワールド生成時のパフォーマンスが向上しやすいです。
メモリ容量と速度

マイクラを快適に楽しむには、メモリ容量が重要です。シングルチャネルでは転送速度が下がり、動作が不安定になるケースもあるため、デュアルチャネル構成をおすすめします。8GB×2や16GB×2など、余裕を持たせることで大規模なワールドや高解像度リソースパックなども快適に扱えるようになります。
最低でも16GBはあると安心です。余裕があれば32GB構成にしておくとマルチタスク時も安定しやすいです。
冷却ファンや排熱性能の確認

・ファンサイズ
・エアフロー設計
・高負荷時の温度
ミニPCは本体がコンパクトなため、熱がこもりやすいという特徴があります。マイクラを長時間プレイするとCPU・GPUとも高負荷状態になりがちなので、冷却ファンや排気口の設計がしっかりしているモデルを選びましょう
温度が上昇してサーマルスロットリングが起き、動作クロックが自動的に低下します。その結果、カクつきや処理落ちの原因になりやすいです。
周辺機器の接続ポート

マウスやキーボード、外付けHDDなどを使うなら、USBポート数に余裕があるモデルが望ましいです。マルチ画面で攻略情報をチェックするなら映像出力が2系統以上あるかの確認も大切。Type-C対応なら拡張性が高く、さらに給電にも使えるケースがあります。
マルチ画面を想定するなら2系統以上あると便利です。たとえばメイン画面でマイクラを、サブ画面で動画や攻略サイトを見るなどできます。
電源アダプタの容量
・容量に余裕
・安定供給
・発熱管理
マイクラは状況によって消費電力が大きく上下するゲームです。電源アダプタに余裕がないと急激な負荷変化に耐えられず、動作が不安定になる場合があります。容量にゆとりのあるアダプタを選ぶことで、発熱管理がしやすく安心してプレイできます。
出力不足のリスクがあります。高負荷時に安定供給ができずフリーズするなど、不安定要素が増えやすいです。
拡張性とメンテナンス
後からメモリやストレージを増設できるモデルなら、遊び方や環境の変化に合わせて柔軟に対応できます。マイクラはワールドデータが増えやすいので、大容量のSSDに換装できるのは大きな利点です。ただしミニPCは内部スペースが限られているので、作業にはある程度の慣れと注意が必要です。
コネクタやパーツの配置が狭い分、慎重な作業が求められます。サポートが充実したメーカーを選ぶと安心です。
コスパ重視のマイクラ対応おすすめミニPC

手ごろな価格帯でマイクラを試したい方向けのカテゴリです。グラフィックス描画をそこそこ確保しながら、出費を抑えて導入できるモデルをピックアップしました。軽めの設定で問題なくプレイするなら、このクラスで十分に楽しめます。
GMKtec ミニPC AMD Ryzen 5 6600H (6C/12T 最大 4.50GHz) mini pc

ほどよいグラフィックス性能と省電力性で、マイクラ初心者にも扱いやすいモデル。静音性と軽快な動作を両立したい人向けです。
NIPOGI ゲーミングpc AMD Ryzen 7 5825U

コスパ重視ながら、マルチタスクでもサクサク動く性能を確保。拡張性があるので将来性を見据えたい方にピッタリです。
Beelink SER5 Max AMD Ryzen 7 5800H 32G

低価格帯ながらメモリを大容量搭載。広大なワールドで大きな建築をするときも速度低下を感じにくいのが魅力です。
MINISFORUM Venus Series NAB6LiteミニPC

第12世代Core i5を活かした高速起動と省電力がポイント。マイクラ以外の用途も幅広くこなしたい方に向いています。
CHUWI LarkBox X(第12世代インテル N100)

きわめてコンパクトな筐体で、リビングやデスクの隅にも設置しやすいです。軽い設定でマイクラを楽しむなら十分な性能。
GMKtec ミニpc 第12世代 N97 mini pc

超低価格ながら必要最低限のスペックを確保。短時間プレイや小規模ワールドでのんびり遊びたい方向けです。
【ミドルスペック】のマイクラ対応おすすめミニPC
この価格帯は描画設定を高めにしても、比較的安定してマイクラを動かせるクラスです。さらに作業用や別のゲームでも程良く動かすなど、マルチに活用したい場合にも安心できるモデルをセレクトしました。
GMKtec ミニPC AMD Ryzen 5 6600H

冷却設計にこだわりがあり、長時間マイクラをプレイしても熱がこもりにくい。動画視聴や作業と兼用したい人にも。
BMAX ミニPC AMD Ryzen 7 5825U

読み書き速度の速いSSDを活かし、大規模MODを導入してもロードがスムーズ。軽快な操作感を求める人におすすめです。
Beelink SER5 Ryzen7 5700U

グラフィックス性能に優れ、ビジュアル系のリソースパックでもカクつきを抑制。落ち着いたデザインで設置場所を選びません。
NiPoGi ゲーミングpc AMD Ryzen 7 5825U

ゲーム負荷が高くなるマルチプレイでも安定動作。外付けストレージも簡単に増やせる拡張性がうれしいポイントです。
KODLIX ミニPC UM760Slim Ryzen 5 7640HS

軽めのModやシェーダー程度なら余裕をもってプレイ可能。コンパクト性と性能のバランスを取りたい方におすすめです。
MINISFORUM UM690 Slim AMD Ryzen 9 6900HX

ハイパワーCPUを搭載し、マイクラの重たい描画や複数のアプリケーションを同時に扱うシーンでも高い安定性を発揮します。
【ハイエンド】本格派のマイクラ対応おすすめミニPC
描画設定を最高レベルに引き上げたり、大量のModやリソースパックを適用して豪華な世界を作り込みたい方は、このカテゴリーがおすすめです。ストリーミング配信やマルチタスクを想定している場合でも安心のハイスペックモデルを厳選しました。
MINISFORUM HX99G RYZEN 9 6900HX + Radeon RX 6600M

描画負荷の大きいシェーダーModもなめらかに動作。高解像度スクリーンで広大なワールドを表現したい人向けです。
TOPGRO T1-Pro ゲーミングPC ミニ (RTX4060搭載)

NVIDIA製の高性能GPUをコンパクトに収めた一台。超高負荷でもフレームレートを維持しながらリッチな描画を満喫できます。
AtomMan G7 Pt AMD Ryzen 9 7945HX + Radeon RX 7600M XT

16コアCPUとGPUのコンビで、ロールプレイ系Modや大人数マルチのワールドでも余裕のパフォーマンスを発揮します。
TOPGRO T1 Pro ミニPC ゲーミング (Core i9-13700H / RTX4060)

高性能Core i9との組み合わせで、マイクラのシングルプレイから配信までスムーズ。長期的にも性能不足を感じにくい構成です。
Skynew ミニ ゲーミングPC (Core i9-12900H / RTX3050 Ti)

RTX3050 Tiを搭載し、軽快な描画と低発熱を両立。クリエイティブ用途も兼ねるユーザーに重宝されるモデルです。
MINISFORUM MS-01 S1390 (Core i9-13900H /RTX A2000対応)

RTX A2000にも対応可能なベアボーン構成で、拡張性を重視。大規模サーバーをホストしながらプレイしたい人に最適です。
使用時の注意点

スペースの確保と排熱

ミニPCはコンパクトゆえに風通しが悪いと冷却が追いつかず、マイクラで高負荷がかかったときに熱暴走しかねません。壁から数cmほど離して置いたり、配線をきれいにまとめるなど、排熱を補助するよう意識するとスムーズにプレイできます。
本体の周囲に最低5cm以上の空間があると、通気が良くなり熱がこもりにくくなります。
アップデートの管理
WindowsやGPUドライバの更新はマイクラの安定動作に大きく影響します。特にModを多用するユーザーはバージョンの整合性にも注意し、アップデート後に不具合が出る場合もあるため、バックアップを取るなどして安全策を講じましょう。
月1回程度のチェックが理想です。新作Modを導入する前やゲーム大規模アップデート前にも確認すると安心でしょう。
周辺機器との相性

・キーボードやマウス
・ヘッドセットやマイク
・外付けストレージ
マイクラを配信したりフレンドとボイスチャットしたいなら、ヘッドセットやマイクを利用する機会も多いでしょう。ミニPCによってはポート数が限られていたり、相性問題が出るケースもあるので、購入前にポートの数や種類をチェックしておくのが大切です。
USBハブやBluetooth対応デバイスを活用し、必要機器をそろえてください。遅延が気になるなら有線接続が無難です。
記事のまとめ
-
- CPU・GPUのバランスがカギ
- デュアルチャネルメモリで転送速度アップ
- 冷却ファンや排熱設計を最重視
- USBポート数や映像出力を確認
- 電源アダプタ容量に余裕を持たせる
- 拡張性が高い機種は後から強化しやすい
- 設置スペースを確保し通気性を良くする
- アップデートと周辺機器の相性も要チェック